行政についての雑感

最近、国会は閉鎖中だが、都議会の敗北により、
自民党は野党の主張に応じて、国会で閉鎖中審議が行われた。

「加計学園」の問題である。

前川嘉平文部省前事務次官が参考人で招致されて、国会議員の質問に答えている。

「行政がねじまげられた」と言う主張が明らかになってきていると感じる。

現在の本省の審議官以上の人事は政権の内閣が握っている。

人事を握られている以上、当然政権の顔色をうかがって
官僚の上層部は動いていくにちがいない。

思い出すのは城山三郎の小説「官僚の夏」である。

この小説は日本が高度経済成長を遂げる時の
官僚・課長・局長・事務次官等が政策の主張のせめぎ合いで
各省庁の大臣との格闘とも言えるような様子がえがかれている。

無名の官僚達が国の経済発展のため、
必死で企業との連携プレーのなかで産業経済政策を考えて、
大臣たちとの攻防戦を描いた小説である。

企業による身体に悪影響を及ぼす産業廃棄の液体を川への垂れ流し、
重大な健康被害が国民にでている時代での話である。

これはあくまでも小説である。
日本が高度経済成長を突き進んでいるとき、
石炭産業界は斜影産業になりつつあるとき、
全国のあちこちで、炭鉱の構内爆発で多数の死者がでている時代があった。

国の政策そのものが淘汰する産業として保護政策的予算が欠けていた時代である。

時の石炭産業界担当の官僚はいち早く爆発現場にかけつけて、
犠牲者達の家族を前に激励をし、そして土下座をして謝る場面がある。

そして最後には過重な精神的負担による労働等で闘病に臥すことになる。

しかし、闘病中にでも、炭鉱での死者をだしてしまった家族には
一人一人に「はがき」をだして激励をする中堅官僚がいた。

これはあくまでも小説ではあるが、
現実の官僚はこのようにあってほしいものである。

純粋な気持ちで国の政策を考えていく官僚たちの姿は現在も健在なのであろうか。

いずれにしろ、国の官僚達は中小企業、労働者のひとりひとりを大事にする政策を
考えてほしいものである。

国を守る正義感だけは失わないでほしいものである。

話は変わるが
いよいよ労働基準法は大きく変わりそうである。

新聞によると労組「連合」も「残業代ゼロ法案」を容認に転換したと言う
報道がなされている。

修正内容は詳しくは報道されていない。

これからどのような社会が待っているのであろうか。

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